2013年3月15日金曜日

NZ(3月15日)


こんにちは、武藤です。


研修もあっという間に過ぎて、
今日はRoxburgh Area Schoolで受ける授業の最終日です。

これまで通りの日課に加え、
夕方に行われるフェアウェルパーティの時に食べる料理なども作ります。

その後、これまで書いた日記をもとに、
一人ずつ担当の日を決めて
その日あったことを1ページにまとめる作業をしました。
それをあわせて1冊のダイアリーになるようにします。


そして、最後のお別れ会です。
お別れの歌を歌い、
生徒代表がお別れの言葉を言ってくれました。





お返しに「上を向いて歩こう」の
英語バージョン "UNTOUCHABLE MEMORIES" を歌った後
代表が「感謝」の2文字を2枚の色紙にその場で揮毫して、
お礼の言葉を述べました。
とても素晴らしい文字が書き上がりました。





教室に戻って最後の仕上げに、
これまでお世話になった方々へのお礼の手紙を書く時間をとります。

それぞれ工夫をして、とてもいい仕上がりになりました。
Ms.Hillも、こんなに愛らしい手紙を書いてくれましたよ、
と嬉しそうでした。

一旦家に帰ってから、
近くのゴルフクラブへ集合してフェアウェルパーティがあります。



2種類のテーストの厚焼き卵の握り寿司、
ぶっかけうどん、もんじゃ焼きを作ったチームと、
巻き寿司、スモークサーモンの握り寿司、
具のあまりを使ったスティックキュウリを
作ったチームの2チームがあります。

素晴らしい出来上がりで、
午前中から出来上がりを見ていた現地の人たちも、
素晴らしい、美味しそう、早く食べたい、
と好評でしたが、
飛ぶように売れて、感想もすごく美味しい!というものでした。

本当によくできていました。
卵焼きは初めて作るんですよ、
といいながら立派な卵焼きを作ったり、
スモークサーモンで握りにすることを思いついたり、
調味料や材料ががなかなか調達できず、
そうめんがうどんに、うどんだしも一度作って満足できず、
一から作り直したり、お好み焼きの予定をもんじゃ焼きにするなど、
創意工夫と臨機応変さ、
そして熱意を持って作り上げた品々です。
みんなにほめていただき、わたしもとても誇らしくなりました。

先生、先生、これ見てください。
写真とってください。
私が作ったって、ブログにのせてください。
これ、上手くないですか?
美味しいですよ、食べてみてください!
これはブログ行きですねえ!
洗い物は私のところに持って来て!

と、本当に一生懸命でした。
メモリーカード不具合からか、どうもそのときの画像が保存されておらず、画像でお伝えできないのが残念です。

余った材料でのつまみ食いも楽しみの一つ。
先生が持って来てくれたトマトは材料には使わないことになり、パクパク食べたり、炊いたご飯のおこげで、お団子を作ったり、キノコのあまりとスライスチーズをオーブンで焼いた本格的な料理まで、隙間時間でこなしたりして満喫していました。


ゴルフクラブについてからも、
最後の仕上げや準備、食べ終わった後の洗い物など、
とてもよく協力してやってくれました。

その後、各ホストから思い出の話を全体に披露していただき、
写真付きのメッセージカードが生徒一人一人に手渡されます。
涙を隠すことができない敬愛生たちもいました。
私も、思わずもらい泣きしそうになりました。





さらに、ヒル先生とクラーク先生から、
評価と終了の記念品が渡されます。
一人一人の日々の行動と成果から、
その特徴を捉えて評価してくれます。
あなたは、歩くのはゆっくりなのが好きなようですが、
話をするのはすごく大好きで真っ先に打ち解けて
学校の子供たちとも本当によく接していました。

あなたは、真っ先に質問をしたり、
答えようとしたり、本当に英語を熱心に学ぶ姿勢がありました。
あなたは、物静かでしたが理解力があり優しい声で話してくれました。
などなど。
ユーモアも交えながら、みんなの努力をたたえてくれました。





最後は、パスコ校長から修了証の授与です。
みんな、パスコ校長先生が大好きなようで
(ガラのときの紅白の頭のかぶり物が大好評でしたね)
最後の授業のころ教室にお見えになった際には、
代わる代わる一緒に写真撮影をしてくださいと、
みんなでねだっていました。

とても気さくで明るく、面倒見のよい先生で、
学校の子供たちも保護者の皆さんも
パスコ校長の人柄をたたえていました。
フェアウェルパーティでも、
食事の終わったお皿をウェーターのように
「もう済みましたか?下げていいですか?」と、
集めて下げてくれていました。





本当に生徒さんたちも先生も、
また保護者の方や地域の方々が暖かく親切でした。

小学生くらいの子供たちからも、
訪問した最初の日から、
何の警戒心もなく、目が合うととても優しくにこやかに、
親しげに手を振ってくれたり、
話しかけてくれたりします。

先生方も、語学研修担当ではない先生も、
ことあるごとに関わってくれて、
ジョークを飛ばしたり関心を払ってくれたりしました。

ニュージーランドそのものが、
例えばヒッチハイク天国などといわれ、
親切な国として知られてはいます。

わたしも、
学校とホストファミリーの家を歩いて行き帰りすることが多かったのですが、途中難の合図もしていないのに車が止まってくれて、
乗っていくかい?と声をかけてくれたり、
わざわざ行き過ぎてから、
戻って来て、乗りますか?といってくれたりといったことが
数回あります。

それにしても、
この学校はほかの学校と比べても特に際立って、
子供たちも保護者も、もちろん先生方も、
異文化交流やホームステイ受け入れに対する需要の姿勢が
高いと思います、と、
依然この学校でも教師としてつとめておられたことのある
日本出身の南フランス先生がおっしゃっていました。

南フランス先生は、
日本とニュージーランドのいろいろな学校間のお世話もなさった経験も豊富な方で、
今回も数日間イントロダクションや
カウンセリングなどで関わってくださいました。

このフェアウェルパーティにも来てくださっていて、
最後に生徒たちからの記念写真に、
トレードマークの満面の笑顔で応えておられました。

たくさんの方々に支えら得れて、
本当に有意義な語学研修ができたようです。
私も、研修に参加した敬愛の生徒たちとの緊密な交流も含めて、
かけがえのない体験をすることができました。


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